モンキームーンは不良僧侶のチャラ男だった話2
翌朝。
何もなかったかのように静かな朝でした。
昨晩は怖くてできなかったが、窓を開けてみると
朝日がひしめきあう雑居ビルを照らしていた。
何もしていないのに、明るくなったことで一仕事を終えた様な気分。
安心して朝食を食べに外へ出た。
SUBWAYにマックに、ピザ屋さん・・・。
何でもあるのね。
麺かおかゆが食べたいなー。と15分くらい歩き、ようやくたどり着いた食堂。
何が出てくるのかわからないまま適当に頼むと、出てきたのはカオマンガイ!
好物です。ピリ辛のたれが美味しかったなぁ。
宿に戻り、荷物をピックアップして今日の旅に出発。
タクシーに乗るも、「メーターが壊れている」と。
交渉しなければならないけど、英語が聞き取りづらく、イライラ。
なんとか駅に到着。
母親の知人がタイで仕事をしているので
ご挨拶に伺う約束をしていたのだけど、他国の地下鉄は、わからん・・・。
というか、日本の地下鉄もわからんのにわかるわけない。
迷いに迷って、タイのビジネス街をでっかいリュック背負って歩く私。
熱いし、お腹がすいたので目に入った麺屋さんで休憩。
なんとかオフィスに辿り着いた。
私は初めて会ったのだけれど、ご自身も元バックパッカー(というかヒッピー)という素敵なオジサマ。
邦人向けに携帯電話のビジネスをされていて、無償で携帯を貸してくださった。
最終日にバンコクに帰ってきたらまた連絡します、と約束してオフィスを出ました。
トゥクトゥクへ乗り、少し早いけど駅へ。
トゥクトゥクで渋滞を走ってはいけないと実感…。
トラックが出した廃棄ガスが直撃します。
このおじさん、めちゃくちゃ運転荒くて、振り落とされるかと思ったけど、アトラクションみたいで楽しかった。
駅の売店で軽食やビールを買い込み、後は列車が出発するのを待つのみ!
生れてはじめての寝台列車。それも外国で。
どきどきどきどき・・・。